管楽器の修理料金について

当店に持ち込まれた管楽器の概算修理料金についてご案内します。
このページに記載されているのは個人・団体のお客様が当店に持ち込まれた場合の一般的な料金です。

木管楽器

♪フルートの場合
◯全体調整…¥7,700〜¥44,000
◯タンポ交換…¥3,850〜¥6,600
◯ヘッドコルク交換…¥2,750〜¥4,400

♪B♭クラリネットの場合
◯全体調整…¥7,700〜¥33,000
◯タンポ交換…¥3,300〜¥4,950
◯ジョイントコルク交換…¥3,850

♪アルトサクソフォンの場合
◯全体調整…¥11,000〜¥44,000
◯タンポ交換…¥3,850〜¥5,500
◯ネックコルク交換…¥4,400

例1

フルート(国産Y社・洋銀製・前回メンテナンス10年以上前)
全タンポ交換&全体調整〔¥88,000〕+ヘッドコルク交換〔¥2,750〕+管体磨き〔大まか¥19,800〕=(合計)¥110,550

例2

B♭クラリネット(海外B社・前回メンテナンス3年前)
タンポ交換10ヶ所〔¥3,300×10〕+全体調整〔¥16,500〕+ジョイントコルク交換2ヶ所〔¥3,850×2〕=(合計)¥57,200

例3

アルトサクソフォン(国産Y社・前回メンテナンス1年前)
タンポ交換3ヶ所〔Sサイズ¥3,850×2、Lサイズ¥4,400×1〕+全体調整〔¥19,800〕=(合計)¥31,900

金管楽器

♪トランペットの場合
◯全体洗浄…¥11,000〜¥16,500

♪ホルンの場合
◯全体洗浄…¥18,700〜¥44,000

♪トロンボーンの場合
◯全体洗浄…¥8,800〜¥27,500

♪チューバの場合
◯全体洗浄…¥27,500〜¥57,200

♪金管楽器共通
◯ピストン・ロータリー調整…¥3,300〜¥19,800
◯トロンボーンスライド調整…¥7,700〜¥27,500
◯ハンダ付け…¥2,200〜¥8,800
◯ロウ付け…¥4,400〜¥11,000

 
例4

トランペット(海外B社・前回メンテナンス1年前)
全体洗浄〔¥11,000〕+凹み修正〔ベル淵付近 小1ヶ所¥2,750〕=(合計)¥13,750

例5

トロンボーン(海外G社テナーバス・前回メンテナンス2年前)
スライド調整〔通常レベル¥16,500〕+ロータリー調整〔標準ロータリー・軽レベル¥4,950〕=(合計)¥21,450

例6

ホルン(国産Y社フルダブル・前回メンテナンス4年前)
全体洗浄〔¥22,000〕+ハンダ付け3ヶ所〔接合面積小¥3,850×2、大¥5,500×1〕+抜差管調整2ヶ所〔軽度¥3,300、重度¥8,800〕=(合計)¥47,300

※金額に大きな幅があるものについては、楽器の種類・状態、作業の難易度・工数、使用部品の価格等に応じて当社の規定に基づいて個別に料金を算出致します。

 

 

1.注意事項(必ずご確認下さい)
  • ハンダ・ロウ付けの場合、作業中の熱などにより該当箇所及び周辺部分のラッカーやメッキが変色・剥離することがあることを予めご了承下さい。
  • 技術者が必要と認めた場合は部品の交換をいたします。この場合、別途パーツ代が加算されます。
  • 古いものや海外製品などで純正パーツの入手が困難な場合、またはタンポ・コルク・フェルト等純正部品以外でもその性能を十分に保証できるものについては、技術者の判断で代替品での対応をさせていただくこともございます。
  • 製造時の瑕疵又は経年劣化により作業中に発生した不具合については保証致しかねます。
    [例①]超音波洗浄時のラッカーの浮き又は剥離。
    [例②]磨き作業中のメッキの剥離。
    [例③]レバーやキィの調整時の切断又は溶接の破断等。
  • 楽器の状態により作業中に発生した不具合については保証致しかねます。
    [例①]ひどい凹み修正作業中発生した割れ・歪み等。
    [例②]ひどい固着修正作業中の溶接の破断又は管体の裂断、変形。
    [例③]ひどいマウスピース固着修正作業中に生じた傷。

※もちろん出来る限り不具合が発生しないよう技術者全員心がけておりますが、希に前項のような事象が発生することがあります。その場合、有償にはなりますが最適な作業のご提案をさせて頂きます。

2.メッキ加工について

【メッキ前処理】
加工前の状態が新品・中古を問わずある程度のメッキ前処理が必要となります。
具体的な処理方法は次の通りです。

  • 研磨
    多くの場合は元のメッキ層を完全に落とし、鏡面になるまで研磨材・サンドペーパー・布・バフ等を使用し研磨いたします。特にサテン加工を施される場合はこの処理は必要です。見た目に元のメッキ層表面がキレイであっても、その密着度までは判断しかねますので、密着が悪い場合はメッキ処理やサテン処理の段階で剥離する恐れがあります。また、メッキ加工後早い段階で剥離することもございますので、出来るだけ研磨を施すようにいたしております。もちろん特にマウスピースの場合、リム・カップなど形状の変化が演奏に大きく影響する部分については細心の注意を払い研磨いたしますが、カップ外側や楽器本体などの外見について、特に角が出ている部分が研磨により若干落ちることがあります。
    また、古い楽器やマウスピースの場合、金属自体の内部や外面に「ピンホール」と呼ばれる小さな「穴」が発生しているものがあります。外面上若干の「ピンホール」でも、研磨していくにしたがって内部の「ピンホール」が表面に出てくることがあります。この場合は演奏上問題のない肉厚までしか研磨することは出来ません。したがって、表面上ピンホールが残る場合もございますことをご了承ください。
  • 洗浄・脱脂
    研磨作業が終わり、メッキ前処理として金属表面の汚れや油分を取り除くために超音波洗浄・電解脱脂と呼ばれる作業があります。これらはメッキの密着度を左右する重要な作業の一つです。
    超音波洗浄や電解脱脂などの段階で上記のピンホールが新たに発生することも考えられます。しかし作業上これらの手順を怠ることは出来ません。新たなピンホールなど不具合については出来るだけ発生しないように注意を払っておりますが、研磨後表面的には美しくてもこの作業中に希に不具合が発生する可能性がありますことをご了承ください。

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